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2007年2月18日 (日)

尊厳ある死(新聞記事から)

「尊厳ある死は4割以下」 がん患者の終末医療(2月16日の新聞記事から)
{厚生労働省研究班が調査した全国の約1500病院のうち、「『尊厳ある死』を迎えることができたがん患者は4割以下」と感じている病院が53%に上ることが15日、分かった。患者本人に余命を告知したのは約3割、人工呼吸器の装着など延命処置の希望を確認したのは半数強にとどまっていたことも判明した。

 研究班主任研究者の松島英介・東京医科歯科大大学院助教授は

「患者と家族、医師のコミュニケーションがとれ、最善の治療を探ることが『尊厳ある死』には不可欠。ソーシャルワーカーを配置するなど体制を整えるほか、医師の研修も重要だ」

と指摘している。 調査は昨年11、12月、産科や精神科の専門病院を除く約4900病院に質問票を送り、約3割が回答した。

 「尊厳ある死」を(1)痛みの緩和(2)身体症状緩和(3)精神的援助(4)社会的援助(5)家族支援-の5項目で患者が満足したと病院が判断した場合と規定。該当する患者の割合を尋ねたところ、「2-4割」が27%で最も多く、次いで「1割未満」が26%だった。「5-7割」は21%、「8割以上」は16%。]

因みに日本尊厳死協会では「尊厳死」とは患者が{「不治かつ末期」になったとき、自分の意思で延命治療をやめてもらい,安らかに、人間らしい死をとげること] としている。

尊厳ある死とJBKは切っても切れない関係にある。この数字は医師側から見たもので、妥当であるか否か判断はそれぞれに任せるため記事([ ]内)をそのまま転載した。尊厳ある死なんてそんなに簡単なものではない。逝く人の年齢、環境、宗教、思想などによっても大きく違ってくる。誰も死を語ろうとしないし、考えようとしたがらない。でも一度は遭遇しなければならない重要問題。もう一度JBKを考えてみようと思う。

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コメント

父は、皆様のおかげで、家族から見ても、本人から見ても、尊厳のある死でした。最後まで、理想的な父でした。がんセンターの先生方・聖路加の先生方・看護婦さんにも、めぐまれました。患者さんは、自分の命は自分で守るわけだから、ある程度、自分でも勉強したり調べたりして、わからないことや自分の希望を、先生に伝える事も、大事ですね。

投稿: 藍弥生 | 2007年2月19日 (月) 00時43分

藍ちゃんのお父さんは尊厳ある死の見本ような気がする。患者本人、家族、ドクター、ナース、・・・環境みんなに恵まれていた。
どんなに恵まれた環境に居ても、いや、恵まれれば恵まれるほど別れは辛い。
千の風になった時必ず再会できる。そう信じることが別れの辛さを緩やかにしてくれる。
欲を言えば、千の風になる時は納得するようなそれなりの説明が欲しい。

投稿: | 2007年2月19日 (月) 08時05分

また名前忘れちゃった。2,19,8:05のコメントは篠笛でした。
高見順の「死の淵」に載せていた、
「教師がチョークで黒板に書いた字を、サッと消して出て行くように人生を終わりたい」
と言う詩を今急に思い出した。彼は尊厳ある死の難しいことを知っていたのだと思う。欲を言えばきりがない。あまり考えないことにしよう。もう篠笛教室に出かける時間だ。

投稿: 篠笛 | 2007年2月19日 (月) 08時44分

私の親戚では遠くから駆けつける息子の為、延命を医師に依頼して痛い痛しかったと聞きました。私は病名を告げられた時、その旨の協会に入りましたが・・。藍さんのお父様の様にありたいですね。

投稿: お梅 | 2007年2月19日 (月) 09時04分

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