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2007年2月 4日 (日)

増富山中に木霊した篠笛

二日目穏やかな天候に誘われ、笛を持って一人ハイキング・シューズを履き散歩に出た。目的は坂道を上った一番奥の温泉宿の視察。大通りから脇に反れて坂道を進む。かなりの勾配で息が切れる。途中から車の乗り入れ禁止・舗装もない。足の悪いバアチャンには無理と分かった。

道端の日溜りにコケが生えた石が待っていた。譜面も置けるように二段になっていて、ここで笛を吹きなさいと誘っているよう。誰も人の通らない山道、幾つかの曲を思い切り吹いた。

3月の発表会で吹こうと決めた「晩鐘」を吹き終わったとき突然後ろから拍手に驚いた。奥の宿で入浴を済ませ帰る途中の二人の女性だった。

「この山奥で、ナマの笛を聞かせてもらえるなんてラッキーでした。テレビで夢中になった「笛吹き童子」が蘇り心に染みるよい思い出となりました」一頻り話をした後、去って行く二人の後姿に「島原の子守唄」を吹いた。二人は途中で足を止め手を振って坂を下っていった。二人の姿が見えなくなると急に風が吹き出し、寂しさが漂ってきた。未熟な笛でも山奥で吹くと一味変わって人の心にも届き、千の風にも遭遇し乗せてもらえたかもしれない。満ち足りた気持ちになって二人の後を追った。宿で山で篠笛を聞いた噂が出ていた。

梅ちゃんの歌がハマ風(五行歌機関誌)NO12号に入選し搭載された。選者の言葉を借りると、病気持ちの老犬にわが身を重ねた、なんとも可笑しい、チョッピリ悲しい、歌の風情。ぜひ優しく老犬を見詰め介護する梅ちゃんから紹介してもらいたい。

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コメント

「笛吹き童子」いいですねえ。歩いていた人達も 驚いたでしょう?それにしても 小さな楽器は どこへでも一緒にしのばせていけるのでたのしいですね。私も「晩鐘」聴いてみたいです。増富温泉で 「ミニコンサート」期待してます。

投稿: ふくろう | 2007年2月 4日 (日) 10時16分

昨日は節分でしたね。我が家も2匹の犬を相手に小さい声でやりました。犬には豆は良くないと宏子先生のアドバイスがありました。今朝某ラジオを聴いていたら、朝散歩で飼い主が犬の先を歩いて道端の豆を拾った!と言っていました。
私の拙い五行歌
 白内障 関節炎と
 老犬は私の一歩手前を行く
 今日も「ワン」と
 気短に
 私を呼びつける

投稿: お梅 | 2007年2月 4日 (日) 14時03分

梅ちゃん、この五行歌、ラジオにハガキで出して。高齢の動物の話のときに、みんなに紹介したいな。

投稿: 藍弥生 | 2007年2月 5日 (月) 00時38分

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