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2007年10月24日 (水)

ムベ物語

「ムベ」

ムベが色付始めた。とブログに書き込んだところ藍ちゃんが、藍ちゃんのお父さんを偲ぶ会にムベを持っていったことを書き込んででくれた。あの時ムベを知っている人はいなかった。みなに珍しがられた。色んなことに想いはつながっていく。

ムベは実の形はアケビに似ていて、味もアケビと変わらない。はっきり違うところは、アケビは実が熟すると割れるがムベは割れない。(永遠の処女と言われる所以)。そして、アケビは落葉するがムベは落葉しない。葉質が厚いので虫が付きにくい。

家のムベは篠の闘病と深い関係がある。肺がんと診断され落ち込んでいた時探偵仲間が「ムベは葉が三枚五枚七枚(7・5・3)と出てくる縁起のいい植物だ」と言って持ってきてくれた。肺の手術で長期入院を覚悟、大事な鉢物は地に降ろして入院した。3ヶ月して帰ってみるとムベが枝を伸ばして垣根に絡み付いていた。枝を切るのがかわいそうになってそのままにしてしまった。その後ぐんぐん枝を伸ばして鉢上げをする機会を失ってしまった。

多いときは100200個の実をつけ、写真撮影や写生に来る人もいる。今では「アケビの家」と言われるようになった。

私にムベをくれた仲間はその後肺ガンで千の風になってしまった。

町内会の犬(ベル)がムベが大好きで熟した実を毎日5個くらいずつやっていた。病気で身動きできなくなっても「おじいちゃんのところのムベを貰いに行こう」と言うと起き上がって来て、篠の姿を見ると飼い主の手を振り切って体を摺り寄せてきた。毎年仏前に届けることにしている。

ムベの成長が長生きに繋がっているような気がする。今年は例年より実が小さい。でも色は鮮やか。道行く人の足を止めている。

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コメント

中学時代歴史の時間で天智天皇がむべなるかな~?と言って名が付いたとか・・。ベルは賢いですね。ゴルビーの風は何処で吹いているやら・・。

投稿: お梅 | 2007年10月24日 (水) 18時32分

むべ、たった二文字で、読み応えのある物語ができるね。
今日は、獣医さんになりたい高1の男の子が、昔出した本、動物病院26時を片手に見学とインタビューに来たの。ちょうどそのとき、篠笛さんから電話。それで、この人はね、って教えてあげて、夢は何があってもあきらめないと、叶うんだよって、言ったら、いろんなこと全部、励みにしてがんばるって、りんご食べて、かえって行きました。

投稿: 藍弥生 | 2007年10月24日 (水) 20時02分

ムベが すずなり たわわに実っている様子?是非 見学させていただきたいです。
写真にとっておいて 今度見せてくださいね。
またまた お勉強になりました。
有難うございます。

投稿: ふくろう | 2007年10月25日 (木) 10時12分

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