130年前、祖先救った殉職警官を子孫が代々供養
130年前、祖先救った殉職警官を子孫が代々供養
神奈川ニュース(11,20)
明治の初め、日本刀を持った凶悪犯に素手で立ち向かって殉職した警察官・祝井さんの慰霊祭が、命を守られた女性の子孫の手で代々受け継がれている。伊勢原市上粕屋の慰霊碑で百三十年目の命日となった十九日、伊勢原署員らとともに手を合わせた子孫は、「これからも祖先の命の恩人を大切に供養したい」と静かに祈った。
伊勢原署に残る資料によると、祝井さん(当時29歳・1歳の子供の父親)は一八七七(明治十)年十一月十九日深夜、管内の旅館で、刀を持って家人をを脅迫していた男を説得。素手で男の刀を取り上げたが、その際に胸や腹を刺され殉職した。逃走した犯人は数日後に逮捕された。
旅館では敷地内に慰霊碑を建て、「命の恩人」として四代にわたって、毎年命日に慰霊祭を行ってきたという。
日本刀を持った犯人に素手で立ち向かった警察官も立派。その恩を130年忘れずに慰霊祭を続ける被害者の子孫も立派。いい話。
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コメント
1回、やることは、できても、続けることって、たいへんだよね。続けるって、ほんもの、だよね。
投稿: 藍弥生 | 2007年11月21日 (水) 00時07分
すごくいい話だね。
そういう人の後姿を見て、またいい事って繰り返されるんだと思います。
命を掛けて、職を行うなんて警官のお手本だね。
投稿: 恵 | 2007年11月21日 (水) 01時14分