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2010年8月29日 (日)

在宅死を貫いたTさん ・ブロッコリー畑植え付け完了

ブロッコリー畑植え付け完了 

早朝散歩を3200歩で切り上げ。昨日下地を造った畑にブロッコリーの苗を植え付けた。

深さ30センチの穴を50センチ間隔で掘って、堆肥、牛糞、など元肥を入れ土を掛けてよくかき混ぜその上に苗を植えしっかり土を掛けて押さえつけタップリ水をやっていく。一本一本に支柱を立て、回り全体を含めタップリ水をやって作業終わり。

中腰の姿勢が続くから病み上がりには結構重労働。

時期をずらして、も少し苗を増やしてもよさそう。

緊急入院日誌

在宅死を貫いたTさん

9時消灯で病院の夜は長い。消灯を待っていたかのように始まるうめき声。睡眠導入剤を飲んでも眠るどころではない。

瞑想の中に浮かんだ千の風になった先輩たちのことを整理してみた。

Tさんは「負けてたまるか」が連れてきた戦友。

在宅死を選び実行した人。

Tさんには色々励まされ、学んだ。

篠の闘病記には欠かせない方。

在宅死を望む人は多い。

ピンコロリと逝けば問題ないが、寝たきりになって自宅で過ごすのは、一週間から10日くらいが限度、それ以上になると家族にかかる負担が多すぎる。在宅で最期を迎えるということは大変なこと。

健康な家族(複数の)の協力なくしてできるものではない。そんなことをTさんから学び、今回の入院で特に再認識した。

「負けてたまるか」のファン

「負けてたまるか」が出版された時各マスコミが大きく取り上げてくれた。

Tさんは多発性骨髄ガンと診断された時「負けてたまるか」を読んでくれ、私が地区センターで区の生涯学習の会で講演をしたとき、Uちゃんと聞きに来てくれた。それが切っ掛けで知り合った。まさに「戦友」である。

元気なうちはがん患者の会「コスモス」や「虹の会」にも顔を出していた。

講演の際習い始めの篠笛を吹いたが上がってしまったこともあって曲にならなかった。

彼女は「片肺で声の代わりに笛を吹こうという発想・精神がいい。その内吹けるようになりますよ」と励ましてくれた。

その後も何度かお会いする機会があった。

八幡様の寒牡丹

鎌倉の八幡様の寒牡丹を見ようと誘ってUちゃんと3人で鎌倉に行った。

ところがその年に限ってやっていなかった。

境内を散策した後、池のほとりの茶店でお茶を飲んだ。

そのとき何曲か篠笛を吹いた。Tさんは目頭を押さえて聞いてくれた。

在宅死

Tさんは意志の強い人だった。「病院で最期は迎えない」「負けてたまるか」と、在宅死を選ばれた。最期まで自分の思いを貫き通した。

「在宅ホスピス」と簡単に口にするが、病む本人も、それより家族の心労はまた別のもの。言葉で言い尽くせない。深い愛情・真心・絆で結ばれていなければできない。

ご主人が出来た方で、部屋の全てを病人用に改良するなどあらゆるものを犠牲にしてTさんの願いを叶えてやった。なかなかできることではない。

手紙

彼女は絵手紙を勉強していて時々素敵な絵手紙をくれた。

彼女が寝たきりになってUちゃんと見舞ったときも、帰るとき「絵手紙待っているよ」と声を掛けると笑顔で頷いていた。それが最期だった。

増富温泉

Tさんはラジューム含有量日本一とか言われる山梨の増富温泉にもよく足を運んでいた。

増富温泉はKちゃん、Mさんも常連だった。

篠も一時月一回3泊4日くらいの予定で通った。だが、3人が相次いで千の風になってしまったのと、バアチャンが体調を崩してここ一年ばかり行っていない。

体調が戻れば冷泉治療にも挑戦して見ようを思っている。

温泉の近くを流れる河原に流木で譜面台も作ってある。

葬式の段取りも自分で

彼女は葬式・墓石など最期のことまですべて自分で段取りを決めて家族に言い残していた。

在宅死を望む人は多い。 

だが、最期を自宅で迎えるということは大変なこと。健康な家族(複数の)の協力なくしてできるものではない。彼女からそれを学んび、今度の入院で再確認した。

参り

Uチャンとお墓参りに行ったこともあったが最近はご無沙汰のまま。

涼しくなってきたらUちゃんを誘って、Kちゃん、Tさんのお墓参りに是非行きたいと思っている。

Uちゃんも秋田で頑張っているようだが、頭に入れておいてください。お願いします。 

ホスピス

死は人生最後の最大事業。誰もが納得する締め括りは難しい。篠は、在宅介護・ゆめクリニックのT先生とQOL研究会のパネリストとしてご一緒させていただいて以来、「最期はお願いします」と予約はしてある。 

JBKが出来なかった場合、ホスピスを選ばざるをえない。

バアチャンでは一日だって無理と分かっているからだ。

何とかなるさ。果報(JBK)は寝て待て。

一周忌

Tさんの一周忌にUちゃんと参列した。東急東横線沿線のK院。

境内のあちこちに銀杏の実が落ちていた。

お腹を膨らませたカマキリが一匹墓石の日溜りで何処に行こうか思案していたのがなんとも印象的だった。

「命日は15日だが3日は結婚記念日なので和尚さんに頼んでこの日を選んだ」というご主人の挨拶で始まった。

参列者は仕事仲間のUちゃん、Tさん、Aさん、それに教え子などと親戚で、篠は異色の存在。祭壇に飾られていた遺影は普段の笑顔のTさんで今にも話しかけてくるようだった。

Tさんが可愛がっていた孫のHチャン4歳、お葬式の時はむずかっていたがすっかり成長していた。Tさんが入院中見舞いに行った少し話をしたのを覚えていた。 

一番好きなのは?」と問いかけると「一番好きなのはおばあちゃんよ」と迷わず答えてくれた。この一言を是非、千の風に載せてTさんに聞かせたいと思った。

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コメント

 菜園仕事は、体力回復の一環でしょうが決して無理をなさらないようお願いします。

 それにしても篠笛さんの周辺には、素晴らしい方ばかりが集まっており感心します。
 心に染みいるような素晴らしい思い出が沢山蘇えってくる「Tさん」の御冥福を心からお祈りします。

投稿: ライス | 2010年8月29日 (日) 11時29分

Tさんの事を書いて下さって有難うございます。Tさんご夫妻は篠笛さんを心の支えにしていましたね。発病後も二人でニューヨークや秋田の温泉に行きました。大阪迄治療にいったり、何時も篠笛さんに励まされて、前向きに頑張っていました。
今頃、千の風になって篠笛さんの畑の上を舞っているかしら?
秋になったら・・お墓参りにいきましょう。

投稿: 梅 | 2010年8月29日 (日) 13時49分

梅ちゃん
いい人だったよね。
「いい人から順」

是非一緒にお墓参りお願いいたします。

投稿: お篠 | 2010年8月29日 (日) 14時01分

 佐山で食事した時に、篠さんにもらった月見草が咲いた。白い可憐な花だ。
 篠さんの健康、私の健康、皆さんの健康を祈っているようだね。
 暑さに負けず、頑張りましょう。

投稿: 異風坊 | 2010年8月29日 (日) 14時16分

在宅介護は想像を絶します。肉体的にも精神的にも・・・
これは、した人にしか実際のところは決して分からないと思います。
でも・・・愛する大事な家族だから必死にできる・・・辛かったけれど、してよかったです。
してよかった・・・させてもらってよかった・・・いつも思っています(_ _)

投稿: 撫子 | 2010年8月29日 (日) 15時46分

撫子さん
辛いこと思い出させてしまってごめんね。
「してよかった・・・させてもらってよかった・・・」その気持ち大事にしたいね。
ごめんね。

投稿: お篠 | 2010年8月29日 (日) 16時09分

Tさんのこと 思い出しますね~
Kちゃん同様 心が強く 病気をきちんと受け止め 冷静に見えましたが お二人から かなりショックなことを 聞いたことを 思い出している ふくろうです。

投稿: ふくろう | 2010年8月29日 (日) 17時54分

猛暑の中、ブロッコリーの植え付け完了とか、すごい頑張りですね。どうか昼寝もたっぷりお願いしますよ。

今日一日の無事に感謝しなければと、しみじみ思い、手を合わせています。
Tさんのご冥福をお祈りします。

投稿: 竹 | 2010年8月29日 (日) 17時55分

84歳の認知症の義母を3年間自宅介護し、朝から息遣いが急変、妻と2人で枕もとから動くことが出来ず、脈拍が停止するまで義母の右手を握っていましたが、まだ数日前のことのようであります。

投稿: 山猿 | 2010年8月29日 (日) 18時39分

本人の希望もあるかな。父は家に帰りたくないといったので、聖路加でよかったかな。弟や友達が、気兼ねなく毎日これて、楽しい思いで作れたから。

投稿: 藍弥生 | 2010年8月29日 (日) 19時49分

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